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高血圧症

高血圧とは、血圧が高すぎる状態のことをいい、血液を運ぶ動脈に汚れがついて流れが悪くなると、心臓は圧力を増して末端の血管まで血液を流そうとし、高血圧の症状が出ます。

正常者の血圧より高い血圧値を持続している状態であり、主な傷病名として高血圧性腎疾患、悪性高血圧、高血圧性心疾患などがあります。何度繰り返して測っても血圧が正常より高く、その場合は高血圧症と診断されます。

ふだん何も症状がなくても、高血圧が続くと心筋梗塞などの動脈硬化になり、血管が傷ついて詰まったり、破れるなど、さまざまな病気の原因になり、命に関わる重大な病気を起こす危険性があります。

腎臓の異常、血管や心臓の異常、内分泌系の異常などが原因として考えられる高血圧を、二次性高血圧といい、また遺伝的素因がある人に、もともと高血圧になりやすい生活習慣などが原因で、日本人の場合に最も多いとされている原因がはっきりしないものを本能性高血圧合といいます。
健康な人に比べて心筋梗塞などの心臓病になる確率も多く、またある日突然、脳血管障害や心臓系の病気を引き起こすことがあるので要注意です。

治療をしていても、痛みやかゆみ、外傷などがみられないため、途中で治療を中断してしまう方も少なくはありません。治療中の高血圧患者であっても約3人に2人が治療目標値に達していないという調査結果が報告されています。

また、最近注目されている早朝高血圧とは、特に昼間の血圧が正常であり、朝起きた時の血圧が高い状態を言います。一般に血圧は、一日の間で上がったり下がったりしています。

しかし、夜寝ている間は低く睡眠中は下がっており、朝は体を活発にする交感神経が働くことにより血圧が急に上昇し、起床時間にあたる朝方から午前中は、脳卒中や心筋梗塞などが多発しやすい時間帯であります。

また降圧薬を服用し、昼間の血圧が低くなっていても、朝の血圧が特に高くなる場合もありますので、昼間の血圧が正常でも注意が必要です。

このように脳・心血管疾患の発症と、朝の急激な血圧上昇との関係が予想されています。また、交感神経の活性が高まると、血管の収縮により血液が流れにくくなったり、血液が固まりやすくなります。これらのことから、早朝高血圧は、脳卒中や心筋梗塞などの生命にかかわる病気の引き金になる可能性があるため、注意が必要になります。

いったん病気が発症すると完治はなかなか難しいのが現状です。もともと高血圧になる遺伝的素因がある人には、環境因子が影響して高血圧になることがわかっていますので、若いうちからの喫煙、飲酒、運動不足、塩分を控える、野菜をたっぷりとるなどの食生活を心がけ、生活習慣を改めるなど、本人の努力も必要であり予防することの方がはるかに大切です。病気をきちんと治療すれば血圧も下がってきます。

しかし、高血圧には自覚症状があまりないため、高血圧かどうかは自分で判断しにくいので必ず医師に診断してもらいましょう。

こういった発病を避けるためにも、朝の新習慣として家庭血圧の測定にトライするなど、自身の血圧を把握することも大切です。
また、目覚めてからしばらくは安静にして、それから起き出すくらいがちょうどよいでしょう。

起床後もなるべく余裕をもって行動したり、急な温度変化も血圧に影響をおよぼすため、起床後に「寒い」と感じたらすぐに暖かい上着を着る、暖房をセットしておくなどと工夫しましょう。

高血圧症と障害年金

なお、障害年金では、高血圧を基礎疾患として心疾患、腎疾患、脳障害など合併して発症した場合は、それぞれ当該障害の障害認定基準によって認定されることとされており、単に高血圧のみでは認定の対象となりません。

非常に重症な高血圧である悪性高血圧症で診断基準を満たす場合や、動脈硬化などは認定の対象となります

また医師の診断書には、動悸、呼吸困難、息切れ、咳、痰、失神など、自覚症状に列挙された症状に少しでも該当する場合は、医師と相談し、しっかりと明記してもらいましょう。ここが抜けると評価が下がってしまいますので注意しなければなりません。

心臓疾患に関わらず審査で評価されやすい傾向にある在宅酸素を導入している場合や、これまでに入院歴、手術歴がある場合にも記入が必要です。

障害認定基準の参考文献(日本年金機構国民年金・厚生年金保険 障害認定基準より)

http://www.nenkin.go.jp/n/open_imgs/service/0000006950.pdf

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